2011年10月28日金曜日

10/26光和精鉱さんに質問してみました

光和精鉱のトツカ様、不在のため、折り返しお電話いただきました。現状と過去のことで疑問に思うことを質問いたしました。


Q:処理途中で残渣物がでて、フレコンバッグに入って積まれている状態だと聞いたがどうなっているか
A:市の指導を受けて、リサイクル基準の100ベクレルを超えているものに関しては流山市と交渉して、戻すことについては了解をいただいた。具体的にいつ、ということになってくる。流山市も貯まっていっている一方で、一時保管場所も埋まって新たに作るということのようだ。

Q:大気に関しては汚染されてないという間違いないか
A:焼却工程を通っていないので

Q:海水に出ていることに関してはどうなのか
A:その工程はこの問題が出た後に、6/1?に当社で調べたが、工程上でも高い数値が出ているわけではない、バックグラウンドと同じレベルのものしか出ていない

Q:いつも測定していたのか
A:この問題がおきてから、分かってからのこと、秋田の方の出したものの方がでて、当社も流山の飛灰をあつかっていたので、後から調べたということ

Q:流山市から受け入れた飛灰については処理途中だった?
A:処理途中の過程。

Q:処理途中で報道があったあと、止める前に測定した?
A:処理工程の測定をした

Q:海水に排出する分も測定した?
A:通っていく工程も測定した。バックグラウンドと同じ

Q:測定するような体制が、あるのか
A:ベクレルではなく、シーベルト、ガイガーカウンターで測定したということ。ベクレルの測定器は当社にないので

Q:海水ではなくて、海水に出す前の工程?
A:海水に出す前の工程。

Q:海水に出す時に、ダイオキシンなど除去するようなフィルターがあるかと思うが
A:詳しくないんですけども、ダイオキシン等の除去装置、活性炭を使ったもの。

Q:亜鉛や鉛を取るという工程はどこですか?
A:塩化揮発工程でとる

Q:処理に入る前の工程でリサイクル品が出たとか出したとかいうことはない?
A:処理途中の残渣として残っている。

Q:例えば工業製品として売却したとかないか?
A:3月~6月まで設備休止してたからやってない

Q:3月~6月ということだがそんなに長い時間かかるものか。ドンドン貯まっていくように思うが
受入れを止めたりしないのか?
A:別の工程なので。飛灰の処理の途中までやっている。リサイクルに回すために焼却工程を通っていく分にはまだいってなかった。

Q:焼却工程に入る前にも一度海水に排出工程があるように図では見られるが、リサイクルされてしまってるのでは?一部はリサイクルされているのでは?
A:リサイクルはされてない、処理途中。

Q:その後、他の場所から受け入れていることは
A:この問題が起きてから、100ベクレルを超えたものを受けていない、これを超えたものは受け入れないとお客様にも申しているところ。

Q:1都16県中で、受け入れているところはないのか?100ベクレルを超えるようなものが無ければ受け入れている?
A:100ベクレルを超えるものがなければという前提で、受け入れる。先方で調べて、当社でも調べて、超えてなければお受けする。

Q:それは方針ですよね。実際に超えてないからということで、どこかの自治体あるいはから受け入れた事例はあるんでしょうか?
A:中にはあるかもしれない。1都16県の中にはあるかもしれない

Q:検査体制は、ベクレルで計測というのは出来ないと聞いたが。
A:これを購入をいたしまして・・・

Q:いつ購入したんですか
A:先月か先々月

Q:ちなみにおいくらくらい、かかったんでしょうか?
A:何百万、くらいです。

Q:一体どこまで放射性物質が流出したのが分からない。流山市さんの数値もはっきりしない、混ぜられてしまっているので、是非光和精鉱さんの汚名を返上するためになにかなさっては。ベクレルを購入したと言うことですから、アピールしては。
A:あ、、今詳しいものが。(やりとり)
間違ってました、シーベルト計を追加購入、ベクレル計を購入したわけではない。9月になってました。ベクレル計については選定中。

Q:海水に処理途中で流れてる可能性もあるということで良かったですか
A:排水工程の途中処理工程ということではあります。元々がわからない。後からは処理工程を通して調べたが、バックグラウンドと同じでしかなかった。

Q:再度聞くが、リサイクルして何か製品として出すと言うことはしてないか?3月~6月の流山市さんの分に関してはしてないと言うことで間違いなかった?
A:はい。

Q:ホントですか?
A:はい。

Q:ウソついてないですよね?
A:はい。

電話は以上。


で。本日、北九州市のHPで念のため確認したら、
「平成23年6月13日に光和精鉱株式会社に搬入された流山市の溶融飛灰は、平成23年7月13日の時点で既にリサイクルされ、亜鉛や銅などの金属が回収された後とのことでした。」
http://www.city.kitakyushu.lg.jp/kankyou/01100008.html

やだなあ、トツカさん、ウソついちゃ・・・出回ってるよ。。。ってギャクしてる場合じゃないわ。
ということで、残念ながらリサイクルされているということです。多分市が正しいと筆者は思います。

ということで、
・亜鉛・銅などがリサイクルされているらしいが、何故か光和精鉱はリサイクルしてないと言い張る。
・まさかこのことを知らないわけではないと思うが、トツカ様は全般的に詳しくない。
・ダイオキシンについては除去システムがあるが、勿論放射性物質についてはあるわけがないので海にダダ漏れ。流山市の汚染が分からないので、総量も不明
・3月~6月まで全量保管していたというが、なぜか市の資料には6月分しか出てこない謎。
・放射性物質が検出された1都16県のうちで、焼却飛灰を受け入れているものがあるようだ。
・ガイガーしか買ってないのに何百万というのは良く分からない。
・何百万かけるなら、簡易式のベクレル計測器(100位までは余裕で測れる)300万くらいを買った方がいいと筆者は思った。