2011年10月3日月曜日

フィルターが心配な千葉・柏市清掃工場

こちらのブログで記事の引用を読んで、ふと思ったのがフィルターの問題(こちらではかさが増えることで薄まる、という問題点を指摘しておられます)。
日々雑感 千葉・柏市『新しい焼却炉で燃やすと、焼却灰汚染濃度高くなるから、古い炉で燃やすわ』…炉休止
http://hibi-zakkan.sblo.jp/article/48265384.html


古い炉で焼いたら汚染濃度が低いからって、・・・・古い炉ならフィルターもだめなんじゃないですかと思い、ツイッターで教えを乞うたところ、フィルターの性能が悪いと(放射能)だだ漏れ、だそうです。柏市大丈夫なんでしょうか・・・。元記事はこれ。


清掃工場:焼却灰汚染濃度高すぎ…炉休止 千葉・柏市

東京電力福島第1原発事故の影響で、清掃工場の焼却灰が高濃度の放射性物質に汚染された問題で、千葉県柏市は30日、市内の2清掃工場のうち、現在の国の埋め立て基準(1キロ当たり8000ベクレル)より汚染度が高い焼却灰を出している同市南部クリーンセンターの運転を当面休止する方針を明らかにした。放射能汚染で清掃工場が休止になる事態は、環境省も「報告がない」と話しており、全国初とみられる。
同市によると、新型焼却炉を備える同センターと異なり、もう一つの清掃工場は施設が古く、同量のごみを焼いても、焼却灰の量は多いが、汚染濃度は埋め立て可能なレベル以下のため、同センターのごみも一緒に焼却することにした。同センターは9月7日から定期点検で焼却炉の運転をストップ。同センターの焼却灰からは6月、最高で1キロ当たり7万800ベクレルの放射性セシウムを検出。埋め立て処分できずセンター内で保管が続く灰は143トンで保管スペースは残り30日分しかない。【早川健人】
(毎日jp 2011年10月1日)

こんな滅茶苦茶な理由で焼却炉休止も全国初でしょう。
しかしこれを見て逆に怖いのが新しい炉。狙い撃ちされそうです。北九州の炉は新しいのでガクガクブルブルです。新しいからって放射能が全部取れるわけないですから。今までは汚染された焼却灰はクリアランスレベル(100Bq/kg)超えであれば返却できました。しかしこれからは環境省の基準にしたがって受け入れ側で処分されてしまいます。低い汚染地域の震災廃棄物を大量に燃やして大量に埋め立てることになりそう。結果、総量としての放射性物質は高くなる、なんていう悪夢がグルグルです・・・