2011年10月1日土曜日

北九州市の教育委員会は給食には個別対応しかしない

『できない、困って→問題解決』
北九州市立光貞小学校学校長廣木雄司様/担任教諭様:学校給食における放射能対策に懸念があるため子供たち2人の登校を止めます
http://techpr.cocolog-nifty.com/nakamura/2011/09/post-67f8.html

進展ということではないが、「学校給食の放射能対策に関する小学校長との対話の録音」の追記が大幅になされているので、是非ご一読を。

YouTubeの録音も添付されているので聞いてみるとわかるが、校長先生の回答は結局私が教育委員会に直接電話した内容と一切変わらない。つまり放射能問題に関して、個別対応はします、けどそれ以上はしません、である。

校長先生としては「手弁当をもってくればいい」といい、「(そのことで)子どもたちが他の子がどうこういうようなことは無い様に努力します」「学校においでいただければ私の責任でお父さんお母さんが心配するようなことが無いようにする。」とは言うものの、具体策として、給食の問題には個別対応しかしてくれないことが明白。もしいじめられたとしても『努力しましたが、駄目でした』なんてことでは困る。



またこの校長先生の会話で「子供さんは学校に登校しなければといけないと思うんですよ」「子供には学校に来る権利があると思うんですよね」「個別に人格を有してますから」という点を突いてくる。はっきり言ってこれは脅迫である。その脅迫に中村氏が罰金刑や行政処分も辞さないというと「お子さんは学校に行きたいという風におっしゃっていませんか?」と言い方を代える。子供たちの命も教育も大事だというが、我々大人の責務としては、子どもたちの命を守ることが最優先事項ではないのか?命あっての教育ではないのか?おかしい。何かがおかしい。

このまま個別対応を取られ、子供たちが大人になって被曝が分かったなんてことでは遅すぎる。大人たちの責任である。無責任である、怠慢である。

(私も当初は手弁当でいいと考えていたが、北九州で、ことが全く進展しないのを見ると、手弁当では逆にいじめられる気がしてきたのだ。また事態はどんどん悪化している。このままでは子どもたちが責任放置した行政の犠牲に、また自覚の無い無責任な親たちの犠牲になってしまう。)

勿論、北九州市の教育委員会が何らかの方針転換を考えて実行してくれることを強く願うのであるが。

学校給食の産地公表・放射能検査 安心求め各自治体が模索
http://www.tokyo-np.co.jp/article/living/life/CK2011093002000060.html
東京新聞(ネット)9/30日付け。他地域ではやっている所もあるのだ。最悪最低の公表ですらやらない北九州市は怠慢でしかない。

現状、被災地、あるいは関東圏から北九州市に避難してくるのは止めた方がいいと言わざるを得ない。

<追記>
参考:給食に関する指導の悪い例
http://www.youtube.com/watch?v=DHw4i1b7cug
コメントより:松あきら議員が、福島の小学校では牛乳を飲まない子への先生の指導が戦前のようだと話すと、藤村修 官房長官が笑い 、「冗談ではない」と松あきら議員は怒った。