2011年8月25日木曜日

米ガンダーセン博士、ガレキ拡散に警鐘

http://ex-skf-jp.blogspot.com/2011/08/blog-post_24.html

英語ききとれないので訳見ただけですけど。
ガレキの広域拡散に反対することはこういう理由です。

引用します
(前略)日本政府は、放射能に汚染された瓦礫を焼却することを認めようとしています。キロ当たりの線量が8,000ベクレル以下であれば燃やしてもいいというのです。これは1kg当たりの崩壊数が毎秒8,000個ということです。それを焼却することを日本政府は許可しようとしています。アメリカであれば、放射性廃棄物として処分して何千年も地中に埋めなければならないレベルです。にもかかわらず、8,000ベクレルを超えなければ燃やしていいというのです。

それだけではありません。もっと心配なことがあります。放射能に汚染した瓦礫をほかの瓦礫と混ぜることを認めようとしている点です。たとえば1つのサンプルが24,000ベクレルだとしても、ほかの2つがまったく汚染されていなければ、全部足して3で割ると平均8,000ベクレルになり、燃やしてもいいことになります。

これを行なえば、深刻な問題が派生してきます。まずひとつは、原発から放出されてすでに地面に落ちた放射性物質を再び空中に拡散させることになります。しかも意図的に。周辺地域の学校や校庭ですでに除染が済んでいたとしても、瓦礫を焼却すれば再びセシウムが降ってきます。汚染された瓦礫を燃やす地域は、今現在は汚染がない状態、または汚染が少ない状態であっても、燃やすことで再び汚染され、線量が高くなるでしょう。

瓦礫の焼却によって生じる放射能の雲は、日本だけに留まっているわけではありません。もちろん太平洋を越えてアメリカの北西部にも届きます。汚染された瓦礫の焼却を認めたら、福島の事故をあらためて再現するようなものです。地面に落ちたばかりの汚染物質をもう一度空中に舞い上げるわけですから。

また、福島から比較的離れた地域でも、地面に落ちた放射性物質が川に入り、海に流れているというデータがあります。これまでは福島の原発そのものに注目が集まっていましたが、今や遠くはなれた川が汚染されて、それが海の汚染につながっています。



EX-SKFさん無断でごめんなさい。。。

追記
博士は、若干間違いと言うか認識が違っています。燃やした後の通常の埋め立てでよい基準が、8000ベクレルです。炉の性能が良ければ、数値がどんなに高くても基本燃やしていいといっているのです。博士の思っているよりも、政府がやろうとしているのはもっと危険なことなのです

【北九州市】がれき受入れ進捗状況を議員に問合せ

北九州市の党派「ハートフル」元気もりもり森浩明議員にがれき受入れの進捗状況を聞いてみた。理由は、6月の定例会でがれき受入れ積極的な発言をしていたため。「ハートフル」は北九州市議会内の与党。きっと知ってるだろうと思い電話。

と思ったら奥さんが出た。後ほど折り返しお電話いただいた
「こちらから受け入れるとは北九州市は言っておりません。具体的な進み具合は私もわかりません。本日時間をとって、北九州市の担当部署の、循環社会推進課の課長と会って話を聞いてきます。」ということで、聞いてきていただきました。以下その内容。
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・現状では受入れの手続きに入っていない。
・8/11のガイドライン8000ベクレルについて、搬出側がきちんと測定してくれなくては受け入れられない。
・市民の不安の声もあることから、厳密に放射性物質を測定してからでなければ受入れはしない。
・あくまでも鉄の街のつながりであって、広域処理というよりは、釜石市との連携のなかで出た話。
・釜石市の処理計画がどうなっているかによって、変わってくる。
・釜石市は現在3万8000トンまで処理しており、まだその10倍ものガレキが残っている。処理し終えるまでには4年ほどかかる見通し。
・「災害廃棄物処理事業(施行)」が9月末日までなので、それまでのお手伝いになるのではないか。釜石市内で処理することになるのではないかと考えている。
・釜石市も、今の所、釜石市内で行おうとしている。釜石市次第。

ということからみて、北九州市から積極的に受入れはない、ということ

市民の不安の声があるので、HPに経過をきちんと掲載するとか、あるいは記者会見を開くとか、報道資料を作るとか、していいのではないかと伝えたが、課ではどうしようもないが、一応上には伝える、という答えだった。
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ということを森議員から説明を受けました。ふむ・・・やはり突っ込んだ内容になってる。釜石市について調査不足のわらびの会は、非常にためになった。6月の定例会のリーフレット見ちゃうと、ガンガンにモリモリとガレキを受け入れるつもりなのかと思っていましたよ、森議員。

釜石市-災害廃棄物処理事業(施行)
http://www.city.kamaishi.iwate.jp/index.cfm/6,17311,29,443,html
コレで見ても日付書いてないんだけどな・・・どこにあるのか。

森議員には「8000ベクレルという数字には到底納得できない、震災前の基準を守って欲しい。また埋め立てするとなると、例え数値が低くとも、海岸に埋め立てでは放射性物質が流出するのではないかと恐れている。健康被害が心配だ。北九州市は福岡市と連携して観光客を誘致しようとしている、諸外国がこのことを知ったら、まず間違いなく観光客など来ない。水ビジネスも然りで、イメージダウンにしたら、誰も水ビジネスなど見向きもしない。よって反対」と伝えておいた。


<まとめ>

とりあえず、今の所釜石市のガレキを直ちに受け入れることはなさそうです。
但し、釜石市の要請があった場合は受け入れるということです。

(でもこれ聞いて、釜石市(に限らず震災を受けた地域)が相当な状況に置かれていることは、とても分かって辛かったです。)

【福岡県】廃棄物対策課に電凸

環境省が8/11に都道府県に向けて出した通達
「東日本大震災により生じた災害廃棄物の広域処理の推進に係るガイドラインについて」
http://www.jwma-tokyo.or.jp/asp/info/html/pdf/20110815_01_notification_guideline.pdf
(↑環境省のHPで見つけられない・・・。どなたか教えてください)
(具体的内容はhttp://www.env.go.jp/jishin/attach/memo20110811_shori.pdf

これについて問い合わせてみた。

この文書は、震災をうけた県を除いた都道府県に発せられたものなので、県がどのような対策をとったか、指導したかについてたずねることにした。

廃棄物対策課092-643-3363 ノグチ様

Q:県が各自治体の指導に関わっているのか?
A:県としては、こういう文書が来ると、文書に書いてあるとおり、各自治体に通達することになっている。指導はできないし、してない。この文書は、万一受け入れるところがあった場合には、宜しくお願いします、という文書。

Q:震災ガレキは燃やしなさいというのが環境省の指導のようだが、放射能で汚染されていることがかなり確認されている。燃やすと焼却灰に濃縮され埋め立てにも苦労するし、大気にも汚染が出る可能性が高い。このような状況下で受け入れる自治体は、福岡県下にあるのか?
A:そもそも、焼却炉自体が、燃やせるように出来てない所が殆どで、しかも塩をかぶっていることから、殆どの自治体にそういう施設が無いので、受入れ能力が無いはず。それに放射性物質に汚染されたものとなると、東京電力が主体になって受け入れないといけないはずで、東京電力管内であるとか、東北のなかでとか、そういう風にならないとおかしい。

Q:福岡市はどうか?
A:福岡市に受入れ能力は無いので、受け入れる話はそもそも出てないと思う。今も同じだと思う。豊前市が一時期受け入れるという表明を議会で出したようだが、豊前市は瀬戸内海、運ぶ船は太平洋からなので、運搬の都合上接岸がしづらい、大量の運搬が難しい。それで下火になっているようだ。

Q:県で受入れを表明しているのは?
A:60市町村で検討しているのは北九州市のみ。北九州市も新日鉄との関係で釜石市と連携使用という話なだけで、釜石市以外は受け入れないのではないだろうか。とにかく、他の59の市町村は受け入れるという話は今の所無い。塩のせいで炉が傷むし、家庭ごみ専用の所ばかりだから、ガレキ受入れは難しい。

Q:県の方から受け入れ表明というのは出来るのか?
A:県の方から、受入れをします、とも受入れしません、とも表明することはできない。これは市町村の問題になってしまうので。

どこで聞いたか忘れたのですが、
環境省も、西日本で、ではなくて、東北方面で処理しようとしてるみたいですけどね、運搬の都合上で」と担当者さんは言ってました。


電凸問合せ以上です。

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<まとめ>
一番受け入れる可能性が高いのは北九州市です。
福岡県の他の市町村は、津波のガレキの場合は、塩をかぶっていて炉が傷む・ガレキを燃やせるような炉ではないので受入れ能力が無いはずです
豊前市は、ガレキ運搬の都合上、無理っぽい感じで立ち消えになりそうな気配です。
東北・北海道で震災被害を殆ど受けてない所が狙われています。

北九州市の動きに注意。かつ、他の市町村も、気を抜かないようにしてください。

【北九州市】8/23千葉県流山市の焼却灰について光和精鉱に問合せ

光和精鉱九州営業所0938722100に電話
総務トツカ様より回答を頂きました。

Q:受け入れた飛灰のうち5.2%が千葉流山市の分ということであるが、残りの飛灰はどこの飛灰か?
A:北九州市、北九州市以外の分も受け入れている。汚染されているという環境省の指定地域1都14県 のうち、浜松市も受け入れているが、毎回というわけではない。

Q:光和精鉱さん向けに飛灰を流山市で分類しているということはないか
A:わざわざ分けてくるということは無い、と思う

Q:0.2μSvという数値について、毎回このような数値が出ているのか
A:今回大きく出たところが0.2μSv。あくまでも高い所の数値。

Q:6月は126ベクレル平均だが、5月は未検出となっているが、受入れにばらつきがあるため?
A:そうかもしれないが、よく分からない。高い所が126ベクレルとかそういう数値になっている。ベクレルに関しては当社では計測できないので、依頼して計測した分。

Q:全量保管と言うのは何を全量保管?
A:処理途中の残渣を全量保管。

Q:流山市に全量保管分は返すことになるのか
A:当社では、埋め立ては出来ないので、北九州市と流山市とで協議後、クリアランスレベルの100ベクレルも超えた分に関しては、返却になるのではないかと考えている。

Q:全量保管していたのはなぜ?
A:3月から6月まで設備が休止していたため。

Q:処理途中の残渣しかないということは、その前までの工程で、かなり放射能が流出しているのでは
A:どの程度まで流出しているかわからない。

Q:塩化揮発システムの工程の図を見ていると排煙もあるのだが
A:排煙は、燃焼工程で、燃焼工程が設備休止中で、そこから先の塩化揮発までは工程がすすんでいない。残渣は、燃焼工程前のもの。

Q:100ベクレルを超えてない残渣もあるということだが、とにかく、100ベクレルという数字だけはなんとか死守してもらいたい。
A:当社でも100ベクレルを超えるとリサイクルは出来ないし埋め立ては当社では出来ないので、この数値を超えて何かすることはないと思う。

電話以上です。


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同日、他の方も電凸していたとのこと、許諾を得て、転載いたします。


担当者:トツカ様(総務)
■流山市とは従来(平成19年)から契約していた。
■3.11~6.13までの受け入れ物は全量保管し、処理していない。
■上記保管分をガイガーカウンターで計測した結果、最大で0.2μSv/ hだったが、
専門機関に依頼して再度確認しており、結果については北九州市に報告する。
■結果がどうなるかは不明だが、受入れヒバイを処理して出来た製品の検査を
どうするかも北九州市との相談後に決まる。
■他の環境省指定の1都14県内では浜松市とも契約している。
■ヒバイについては、受入れ側でなく、排出側が数値をチェックする事になっている。
3.11以降のは処理せず全量保管していたのは驚きました。

ですが、実際には金属の抽出リサイクルの工程は行われていたようです。
で、6月になって慌てて残渣分や工程途中を計測したところ、0.2マイクロSv/hだった
との事でした。
これが分かってからは、残渣も含めて保管中で、市同士の協議も必要ですが、
流山市へ返却する予定との事でした。

以下、電凸結果のポイントを列挙します。
■金属リサイクル品に対する基準は、100ベクレル/kg
■今までは受入れ時の放射線チェックはせずだったが、今後は発生元にも検査を
依頼すると同時に、自社でも検査を行う。ただし、結果はHP等では発表しないとの事。
■発表しないと住民にとっては不安ですが?と聞くも、基準を超えた場合は、市に報告する
との事。
■処理対象品に8000ベクレル/kgの放射性物質が仮に含まれていたとして、
これを処理するなかで、工程、リサイクル品、外部へ放射能が放出される可能性は?
回答⇒わかりません。現状としては工程を検査しても、0.2マイクロSv/hもしくは不検出です。

と、こんな回答でした。噂になっている外部への放出については、確認出来ずでした。
処理する上での外部への放射能放出を住民に発表しないという点が納得できません。

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貴重な情報です。確かに外部への放射能放出はどうなっているのか、全く分かりません。ただ、排煙には混じっていない、ということです。ならば海はどうなのか。これも分からないと回答されたおぼろげな記憶が(私の電話で、です)。

基準を超えていないものは公表する義務はないということのようです。でもダイオキシンに関しては、市に公表していることは環境建設委員会に出た議員さんからの情報で分かっています。
現在の様々な公害に関する法律は、放射性物質を想定していないため、今回のような事態に法律そのものが対応できないのではないかと考えています。もし想定しているのであれば、原子力規制法は、環境省の所轄になるはずではありませんか・・・
現在メールで、「公害防止協定を結んでいれば公表させることができる可能性がある」とのご指摘を受けています。近日中にこれも調べたいと思います。

2011年8月24日水曜日

【北九州市】8/24千葉県流山市の焼却灰ニュース

今朝朝日新聞の朝刊(北九州版)に、掲載されていたニュースです。

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流山市の焼却灰 返却を含め指導-北九州市、セシウム問題
千葉県流山市の清掃工場の焼却灰から高濃度の放射性セシウムが検出された問題で、この工場の灰をリサイクル原料として受け入れていた北九州市の産業廃棄物処理会社「光和精鉱」(戸畑区)が処理後の灰をさらに調べたところ、最大1キロあたり460ベクレルの放射性セシウムが検出された。
前回調査の1.3倍超で、市は23日、さらなる調査と、処理後の灰が製鉄会社などに引き取られなかった場合は流山市に返却するよう同社に指導した、と発表した。処理後の灰は袋詰めされて同社に保管されているが、市は「市民生活に影響は無い」としている。
2011年8月24日朝日新聞 朝刊 北九州版より
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増えてる。以前は最大344ベクレル。昨日電話したときは、総務まで話が行ってなかったのか、報道するまで待てといわれたからか。調査中とすら言わなかった。ちょっとひどいわよ、光和精鉱さん。
市民生活に影響が出るほどのレベルでない、というけれど、では市民生活に影響の出るレベルとはいったいどういう数値なのだろう?
確かに大元の千葉県流山市の方が大変な事態になっているはずだ。これだけ家庭ごみが汚染されていたのだから、当然二次汚染もしているだろうし、汚泥の問題、農地の汚染、考えただけで気が狂いそうな話だ。
でも、だからといって、受け入れていいとか、この問題を放置していいということにはならない。総量でいくらになるのか計算方法を知らないので、
(単純に1キロ100ベクレルだとしたら、1トンは100×10^3ベクレルという総量になるのだろうか?)
私は計算できないのだが、総量で行くとどうなるか、専門家なら分かるはずだ。受け入れた量も記載があるし、汚染推定平均1キロあたり1万ベクレル(低め)ということに仮定して、計算すればいいだけの話。何故やらないんだろう・・・?


こんな市政に疑問を持ったあなたは「北九州市長への手紙」を書きましょう。市長は必ず目を通すそうです。市職員も太鼓判を押す、市長への手紙。
http://www.city.kitakyushu.lg.jp/shisei/menu05_0045.html
返事は内容により最悪2~3ヶ月かかる場合もあるそうです。市長が返事をするとは限らない、むしろ返事しない確立が高いです。しかし担当の市職員が調べて必ず返事を書くとの事(マニフェストだそうです)。このページに記載の注意事項を守れば答えはもらえます。
さあ、あなたも、今すぐお手紙を!

ちなみに会長はまだ書いたこと無いです。文章練るのに多分2日かかるトロクサイ会長です。電話した方が早いものは電話してます・・・

8/27放映NHK総合で放射性ガレキ・汚泥の意見募集!

http://cgi2.nhk.or.jp/fukayomi/goiken/form2.cgi?cid=19&pid=2371

にアクセスして、放射性ガレキ・汚泥の意見を投稿することができます。
わらびの会会長も、投稿今からします。

投稿しました。ツイッター名アンソニーで投稿しております。こんな感じに出てました。
皆さんもドンドン公共放送のNHK様に投稿しましょう!


【福岡市】教育委員会・学校給食問合せ電凸

九州人様からの電凸問合せ情報です。

************************
8/23汚染牛の給食使用で福岡市教育委員会に電話しました。
「足りない分を補ったのが今回の牛。(汚染牛は国からの報告に準じている、他にも栃木県産の牛を使用しているかも?)」
「基本地産地消だが、7万人分の食材を調達しないといけない。」
「食材の調達は気をつけているが、6月まで細かい指定はなかった。」

産地確認した分
「☆主に九州:牛・鶏・豚・葉物/野菜(根菜類はなるべく北海道方面で)」
「乳製品:永利牛乳・メグミルク(九州工場)牛乳は工場付近の物を使っている」
「魚は冷凍で加工したフライとか海外が多いノルウェー等。国産だとイリコなど」。
「不明:ヨーグルト(業者の入札により決まるので不明)」
「加工食品・ウィンナーなど不明」
※北九州市のナンの件を伝え工場にも配慮願う。
「お米は福岡」
「牛と違い豚や鶏は稲藁を食ず、海外飼料なので産地はそこまで細かく指定なし。」

*私感*
福岡市の教育委員会はそこまで無関心では無いと思う。公にはしないが食べて応援はしない様。ただ給食の仕組み公社など複数絡み販路が複雑。牛も然り。兵庫でと蓄された牛が福岡市に。豚や鶏に関してもトレーサビリティが無いため業者任せ。これから魚などの不安や偽装の不安も。これから産地情報の開示と検査を求めた。※検査機器は福岡市には無いそうで被災地や関東優先で後には導入を希望しました。

保護者の方は自分で確認し要望を伝えて欲しい。

************************
以上です。情報、有難うございました。

電凸マニュアル(災害廃棄物版)

マニュアルのベース作成者は九州人様です。随分前に頂いていたものですが、まだまだ広域処理の問題が終わっていないことを考え、九州人様の了承を得て掲載させていただけることになりました。有難うございます。

----------電凸マニュアル(災害廃棄物版)-----------

このマニュアルは災害廃棄物広域処理問題で電凸する際に『何を聞いたら良いの?』の参考に、役所と電凸する側がスムーズに対話出来る様に考えました。
役所は公的機関ですが、仕事とは言え電凸で相手の時間を割いている認識は必要です。

該当部署がわからなくても、役所の代表にかければ『災害廃棄物について』と言えば該当部署に回してくれます。もしくは各自治体のホームページのゴミの所から該当部署を探せます。

●事前にホームページ等にて情報収集。
事前に処理する施設の場所を確認し(周りに農地や子供の施設が無いかなど)、施設の処理方法(※)を確認しておくと更に突っ込んだ質問が出来ます。埋め立てなら処分場の情報も予め調べておくといいでしょう。※フィルターの種類や処理方法/埋め立てなら埋め立ての汚染対処方法/リサイクルなら除染方法 等。
●お昼時間(11時45分~13時位)はなるべく避ける。17時前には終わらせるよう、4時までには電話。
●相手の立場や意見も尊重しつつ反対意見を伝える。たまに本音を言ってくれます。
●部署・名前は必ず確認。


-----------<具体的問合せ例>-------------
①被災地域の瓦礫の受け入れは行うのか?
ここで受け入れ検討は県や国から4月にアンケートで処理能力を聞かれただけで
「何も決まってない」と言われる可能性が高いです。何も決まっていないと答えられたら
「もし、受け入れるとしたら」をつけて、駄目もとで以下の質問をしてみましょう。

②受け入れる予定のゴミは家庭ゴミか震災ガレキかそれとも汚泥か?
③受け入れる地域は?
④受け入れ量は?
⑤受け入れる予定の処分場もしくは焼却場は?
⑥運搬方法は?
⑦クリアランスレベル内で行う予定か?(※震災前は年間0.01ミリシーベルト。)
⑧作業員の安全性は確保できているか?
(ガイガーカウンターを持っているかどうかなど)
⑨受け入れ前に被災地および受け入れ自治体で線量チェックはするのか?
⑩住民への説明会および公表はどのように行われるか?
(無い場合は、住民説明は無くその組合内で決定される可能性あり)
⑪万一、処理した後に、国の基準値を超えた時の処理方法については?
⑫最後に必ず反対である旨伝える。
<⑪まで答えてくれる自治体は話が進展している可能性あり。>
★あとはアレンジです★
以下は個人的に、皆さんの電凸に盛り込んで欲しい内容ですが、
被災地域の支援妨害ではない、瓦礫では無く被災者を受け入れて欲しい旨を伝える。
●環境省の現在の、震災前のクリアランスレベルからどんどんかけ離れた数値で、本当に受け入れ側の住民の安全が守れるのか。
●瓦礫の受け入れは自治体の長が決定権があり責任もまたあるが、必ず住民の理解を得てからにして欲しい。


その後も、話が進展していないか時々電凸確認するように気をつける。
----------電凸マニュアル(災害廃棄物版)ここまで-----------

電話した経験のない方でも、ここまであれば、かなり自分でも出来そうな気がしませんでしょうか?自治体の窓口でも、実は電話の数をちゃんとカウントしていて、その数によってどうするか考えている様子なのです。ですから、もし少しでも疑問に思うことがあれば、恐れず、電凸してみてください。

嫌がらせなどにはなりません。行政への質問は当然の権利なのですから。

2011年8月23日火曜日

【北九州市】学校給食問合せ中

できない、困って→問題解決
技術コンサルタント:中村 友一・日々の雑多な事
http://techpr.cocolog-nifty.com/nakamura/

の中村様と、共同で、北九州市での学校給食についての問合せをすることになりました。
現在、メールが北九州市立の小中学校に届いているはずです。

内容に関しては、凡そ私が電話で問い合わせた内容です。

以前、中村様のブログの内容について問い合わせた際に
こちらもブログをやっていることをお伝えしました。
その後学校給食の電話問合せをアップした際、中村様より連絡があり、
学校給食については、まだ問い合わせていないということでした。
お子さんもいらっしゃるとのこと、協力できる部分で協力したいと思い
共同での問合せという形になりました。

新しい情報が届き次第、ブログにアップします。

2011年8月22日月曜日

セミナー等参加による気づかれ・・・

えー、この問題、なかなか皆さん気づいてもらえず、それはそうですよね、今は一刻も早く原発を止めなくては、という意見が多いわけですから。18日には戸畑の高齢社会をテーマにした北九州市長とのふれあいトークに参加、20、21日は年配の方々とご一緒に原発および震災のセミナー等受けまして、そのなかでガレキの汚染について触れている人は皆無でした。自然エネルギーなどはTVでもやりますから、気づいているでしょうけど、この問題は現実世界ではなかなか気づいてもらえない、振り向いてもらえない、そんな寂しい乙女心状態だったりします。ネットご利用の皆さんには気づいている方が多いのですが・・・。そんな圧倒的少数のなかでも、わらびの会1人ヨチヨチ歩きでやってます、それなりに。よちよちですから、アレコレ分からないことだらけ。もっと前からダイオキシン問題なんて知っておけば良かったと後悔してます。そんな感じの、これは完全なる会長の愚痴であります。わらびの会会長は、原発反対だけど、反対でも推進でも、この問題は、食品の汚染と同じく、皆等しく汚染される可能性がありますので、是非わらびの会に同情をよせてくれた方、この問題を広めるべく、環境省の横暴をソフトに、教えてあげて欲しいと思うのですね。お願いしますね。愚痴なんですけど、最後お願いしちゃいました。余計ですか、この記事?

【北九州市】千葉県流山市の焼却灰と光和精鉱の処理システム

ご指摘を受けました。
とにかく、リサイクルした残渣物にしても、もとの焼却灰2.8万→126ベクレルでは数値が低すぎるというのです。

ご教授いただいた方の意見として、何故残渣物の放射性数値が低く出たか、可能性としては、

1他の溶解飛灰と混ざって処理していたという可能性。
2一度千葉流山市で、秋田向けのものと、北九州市向けのものと分けられている可能性。

この2つが考えられるということです。

色々記事を調べたのですが、やはり詳細分からず。

秋田は埋め立てです。
セシウム含む灰、本県に 千葉から運搬、基準の3・5倍
千葉県流山市のごみ焼却施設で排出され、大館市にある民間の廃棄物処理場で処理される予定の焼却灰に、 基準の約3・5倍の放射性セシウムが含まれていたことが11日、分かった。県は詳しい経緯の調査に乗り出した。
県環境整備課によると、1キロ当たり2万8100ベクレルの放射性物質が検出された焼却灰が9日、流山市の施設から30トン排出された。11日午後11時半現在、10トンは貨物列車でJR大館駅まで運ばれ、20トンは秋田市内の操車場にある。大館市のDOWAグループのエコシステム秋田で薬剤による固化処理をした後、小坂町のグリーンフィル小坂で埋め立て処理する予定。
また、グリーンフィル小坂には震災後、流山市の同じ施設から運ばれた焼却灰が埋め立てられた可能性があり、県が量や放射性物質の有無を調べる予定。
秋田魁新報社 (2011/07/12 10:15 更新)

DOWAエコシステムグループのなかに、北九州市の「光和精鉱」があるのですが。
http://www.dowa-eco.co.jp/corp/location/domestic/waste.html
この件と関係あるのか無いのか。同グループなので、扱っていたという可能性はあります。震災前からということです。ですから、ひょっとして、埋め立て用と、リサイクル用と分けられていた可能性もあります。そういうことが出来るのかどうかわかりませんが。
光和精鉱は、「山元還元」というシステムを採用し、リサイクル処理しているのです。山元還元というのは、ものすごく分かりやすく言うと、ゴミからレアメタル・レアアースを取り出すシステム。

光和精鉱のHPの図。山元還元とあります。
http://www.kowa-seiko.co.jp/business/index.html
山元還元と関連して三池精錬株式会社(福岡県大牟田市)も例示。グレーの図が山元還元
http://www.fujisawa-eco.co.jp/html/recycle/miike.html
複雑怪奇な工程を経て、レアメタル・レアアースを取り出しています。

ダメ押しで、千葉の流山市クリーンセンター概要
http://www.city.nagareyama.chiba.jp/section/risaikuru/cleancenter/shisetsu-gaiyou/gaiyou-top.htm
分けられているかどうか、これではわかりませんでした。

いずれにせよ、問い合わせないと分からないことなので、近日中に千葉県流山市に問合せて見ようと思います。