2011年11月29日火曜日

<メモ>がれき受入れを検討される前に、行政や首長等に質問すべきこと

情緒で、何が何でも震災がれきを受け入れたい人が、世間には沢山いらっしゃることが、最近よく分かってきたので、どういう質問をしようかと考えてみた。

列挙してみた。

・安全な放射性物質の量など、あるのか。あるとしたら、根拠はどこにあるのか。
・(自治体独自で基準を作る場合)たとえ国の基準がおかしいといっても、だからといって勝手に地方自治体が決めていいのか。放射性物質の安全性を決定する権限はないはず。であれば国民全員が納得できる処理方法や処理に伴う基準を国が再度作りなおすよう提言すべきでは。

・総量として基準が無い以上、たとえ線量が低くても、受け入れ続ければ放射性物質の量は増えるはずだが。
・公的な自治体が受け入れたら、民間業者も当然受入れ始めるので行政として監視コストが増えるはずだが。
・受け入れることで、コストがどのくらいかかるのか、試算を開示して欲しい(国税は我々の税金だから)。
・受け入れることで、受入れた地方に財政上メリットが出るというのなら、その試算を開示して欲しい。
・(燃やす場合)原発の焼却施設ですら、放射性物質を排出している。通常の焼却施設なら尚更放射性物質は除去できないはずだが。
・放射性物質はどんなに少なくても、体にいいことはない。外部被曝、内部被曝あらゆる可能性を考えて、市民の健康を最優先に考慮すべきなのではないか。

・万が一健康被害や農作物への被害などが出た場合に、被害の補償はしてもらえるのかどうか。

・よく見られる、受入れ検討後の説明会では民主主義的な手順がおかしい。受入れするか否かを決める前に受け入れ側の市民に説明会を開き、意見を聴くべきだが。
・対案としてスーパー堤防案(※)などもあるが、被災地へ提案はしてみたのか。現地で雇用を生む可能性もある。

<認識間違ってる質問もあるかもしれないから使う人は注意>

※今話題のスーパー堤防案。現地でがれきを燃やさず処理するという画期的な案。高木ではなく中低木と言う所がなるほどと思った。高木だと根が張って、下のコンクリ突き破りそうだなと思ったから。この案がどれだけいいのか、細かくは私には分からないが、ガンガンにがれきを燃やすより現地の人にとってもベターなのではないかと思われるが。
http://eritokyo.jp/independent/aoyama-touhoku1011..html

まだ聞くべき事はヤマのようにあるのかもしれないが、とりあえず。