2011年12月1日木曜日

11/30、北九州市循環社会推進課に質問に行く

報告内容はメールで回した内容と同じです。下に感想書きます。
報告内容*********************************
11/30(水)、15:20~約一時間にわたり、北九州市環境局循環社会推進課に質疑応答、市の災害廃棄物についての考え方を確認しました。
参加人数8人(うち二人、お子さん)。担当:岩佐係長。


・国(環境省)の出している基準について質問したところ「まだ本当に何も決まっていない」「基準については国のガイドラインが出ているが、市民の方々に分かりにくいので、国に分かりやすい説明をとお願いしている。」と回答。

・環境省への回答について最初4月段階でアエラで答えていて後に白紙撤回というのはおかしいという質問には「回答内容は全く同じ、処理能力を答えただけ。10月の回答ではa,b,cという記入欄には白紙で回答している。」と回答し、「今現在、受け入れについては何も決まっていない」と回答。しかし「要請があれば受け入れを検討する」と矛盾した回答。

・市民へ説明がなくいきなりがれきを受け入れるという不安があると質問したところ「担当部から市長を通じ議会の常任委員会に報告があるため、いきなりというのはない」「もし決定があれば報告お国、要請など動きがあれば報告する」と回答。これについて、こちらからは、報告だけというのは不安だ、何かしら市民の声を取り入れた検討会を設けてほしいと要望。

・岩手と宮城のがれきが放射性物質に汚染されているかどうか認識はあるかという質問には「国に説明を要望している」と同じ回答を繰り返した。

・現地でサンプリングなど取っているのかという質問には「環境局から派遣している人間にはガイガーカウンターを持たせている」とのみ回答。

・がれきを放射性物質として扱うのかという質問には「市の基準を考えていない、8000Bq/kgの詳しい考え方を国に教えてもらいたいと要望している」と回答。

・8000Bq/kg(国の現在の基準)を認めているのは、すでにがれきの現物が入ってきているのではないか、おかしいのではという質問には「何も決まっていない、8000Bq/kgの詳しい考え方を国に教えてもらいたいと要望している」と同じ回答を繰り返した。

・千葉の流山市の焼却飛灰を民間会社光和精鉱が受け入れていた件と関連して、光和精鉱含め民間会社の動きはどのようになっているかという質問については、「汚染されている可能性がある地域から受入れする場合は、報告が必ずある。」と回答。指導しかできないのかという質問には「流山市に飛灰を返却したというのは、最終製品の段階で100Bq/kg以下であるならリサイクル可能である、原子炉等規制法によって決まっている。返却は市の指導というより企業側が返す決定をした」と回答した。

・一切(東日本大震災で出た)がれきは受け入れないで欲しいということを強く要望した。
・東京都でもゴミ焼却で線量が上がっているという資料があるので見て欲しいと手渡した。
・支援は受入れだけではない、がれき受入れではなく、がれきを使用した他の提案として、青山貞一と池田こみちの提案している「スーパー堤防」
http://eritokyo.jp/independent/aoyama-touhoku1011..html
を参考資料として手渡した。

以上です。
(記入漏れ・記憶違い等あるかもしれませんが、ご容赦ください)
報告は以上**********************************************

<以降はメールには無い個人的感想など>
予想以上に集まったなと言う印象。北九州市に対しては数として少ないかもしれないが、動員などではなく、烏合であったはずの一般人が一同に集まったことで、一応のプレッシャーにはなったと思う。市職員の回答としては目新しいものは無い。ただ、独自基準を設けるつもりは今のところ無い様子だ。1Fロビーにて雑談をかねて各自の考えなど交換したが、市政に対しての不信感が多く見られた。しかし、ある程度市政に対しては、意見をこれからも出し続けないと、とりあえずは止められないということだけは私も、主催者も念を押していた。請願あるいは陳情という話も提案としては出たが、議会に間に合わないということで保留。もっとチラシを配るなど積極的に市民に問題喚起していかないと、この問題は広がらないという点では皆合致した。
さらに武雄市について、市長が一般市民の意見を聞かず、今最も危ないので、何か手を打つべきであろうと言う意見が出されたことについては、そのとおりであると思ったが、武雄市民にどう訴えるべきか正直私も分からない。この問題を問題として捉えていない人が余りにも多すぎる、また知られていないというのが、最も問題であるという点が困った事態である。