2011年8月13日土曜日

納得できない北九州市の溶解飛灰に対する姿勢

改めて北九州市のHP「千葉県流山市からの溶解飛灰について」を見ています。
千葉県流山市が7月に発表した数値は、焼却灰について1キログラムあたり28100ベクレル。これを流山市で処理して溶解飛灰とした後、北九州市のリサイクル業者が受け入れて金属及び非鉄金属を抽出処理。6月の金属回収後の残さぶつの平均値は1キログラムあたり126ベクレル。
(ちなみに受け入れた数値は、6月は605トンです。)

つまり、どこかの段階で、単純に計算したとしても、1キログラムあたり28100-126=27974ベクレルも失われています。
失われた放射能はどこへ?いつ?


1 千葉県流山市が焼却灰を溶解飛灰に処理した時
2 溶解飛灰を北九州市のリサイクル業者が処理した時


の2回しか考えられないわけです。
2万ベクレルもの放射能が流山市か北九州市に撒き散らされているのです。その場所が特定できない。北九州市のリサイクル業者は、すでに非鉄金属や鉄などの原料として、すでに売却しているのです。それについてはどうなったか、もう分かりません。追跡しないと北九州市は回答しています。なぜなら、リサイクル業者が回答した残さぶつの放射線の数値は、0.2マイクロシーベルト/時だったから。これなら大丈夫でしょう?というわけです。
いやちょっと待ってください。それはあくまでも、処理後の数値ですよね?


しかも
この数値は、同社が通常取り扱っている鉱物と比較して高いものではないとのことでした。」
通常は、そんなに高い数値の放射性物質を扱ってるんですか、光和精鉱さん・・・。
それで納得してしまうんですか、北九州市は。