2011年8月22日月曜日

【北九州市】千葉県流山市の焼却灰と光和精鉱の処理システム

ご指摘を受けました。
とにかく、リサイクルした残渣物にしても、もとの焼却灰2.8万→126ベクレルでは数値が低すぎるというのです。

ご教授いただいた方の意見として、何故残渣物の放射性数値が低く出たか、可能性としては、

1他の溶解飛灰と混ざって処理していたという可能性。
2一度千葉流山市で、秋田向けのものと、北九州市向けのものと分けられている可能性。

この2つが考えられるということです。

色々記事を調べたのですが、やはり詳細分からず。

秋田は埋め立てです。
セシウム含む灰、本県に 千葉から運搬、基準の3・5倍
千葉県流山市のごみ焼却施設で排出され、大館市にある民間の廃棄物処理場で処理される予定の焼却灰に、 基準の約3・5倍の放射性セシウムが含まれていたことが11日、分かった。県は詳しい経緯の調査に乗り出した。
県環境整備課によると、1キロ当たり2万8100ベクレルの放射性物質が検出された焼却灰が9日、流山市の施設から30トン排出された。11日午後11時半現在、10トンは貨物列車でJR大館駅まで運ばれ、20トンは秋田市内の操車場にある。大館市のDOWAグループのエコシステム秋田で薬剤による固化処理をした後、小坂町のグリーンフィル小坂で埋め立て処理する予定。
また、グリーンフィル小坂には震災後、流山市の同じ施設から運ばれた焼却灰が埋め立てられた可能性があり、県が量や放射性物質の有無を調べる予定。
秋田魁新報社 (2011/07/12 10:15 更新)

DOWAエコシステムグループのなかに、北九州市の「光和精鉱」があるのですが。
http://www.dowa-eco.co.jp/corp/location/domestic/waste.html
この件と関係あるのか無いのか。同グループなので、扱っていたという可能性はあります。震災前からということです。ですから、ひょっとして、埋め立て用と、リサイクル用と分けられていた可能性もあります。そういうことが出来るのかどうかわかりませんが。
光和精鉱は、「山元還元」というシステムを採用し、リサイクル処理しているのです。山元還元というのは、ものすごく分かりやすく言うと、ゴミからレアメタル・レアアースを取り出すシステム。

光和精鉱のHPの図。山元還元とあります。
http://www.kowa-seiko.co.jp/business/index.html
山元還元と関連して三池精錬株式会社(福岡県大牟田市)も例示。グレーの図が山元還元
http://www.fujisawa-eco.co.jp/html/recycle/miike.html
複雑怪奇な工程を経て、レアメタル・レアアースを取り出しています。

ダメ押しで、千葉の流山市クリーンセンター概要
http://www.city.nagareyama.chiba.jp/section/risaikuru/cleancenter/shisetsu-gaiyou/gaiyou-top.htm
分けられているかどうか、これではわかりませんでした。

いずれにせよ、問い合わせないと分からないことなので、近日中に千葉県流山市に問合せて見ようと思います。